2009年6月アーカイブ

第七回Music-Summitは、「第七回」という事実に掛けたのかは不明であるが、過去最多のアーティスト数を誇った。
4番手であるArk Masterで本日のイベントも折り返しに入り、続くアーティストは孤高のギター詩人、「チャーリーゴードンの椅子」である。

ブラックアウトした会場に照らし出されるブルーの照明。そこに立つ一人の男の姿はまぎれもなく彼である。
ジャズコーラスアンプの上に鎮座しているぬいぐるみは、彼にとって掛け替えの無い旅の友達、「チャーリーゴードン」だ。その眼差しは時には激しく、時には暖かく歌いあげる彼を見守っているように見える。
1曲目、「とある庭にあるベンチにて」は、新たな旅の始まりを連想させる佳曲であった。
後半には「クロエ」、「Like A Jerryfish」、「ALICE」というおなじみの曲も登場し、まさに彼にしか引き出せない音でオーディエンスを引きつけている。
最後は「この世界をそのままに受け止めよう」と強く願う名曲、「群青」を高らかに歌い、オンリーワンのステージは幕を閉じた。

今回初参戦の「фю Ядро СА Мир starlights」は雑食系のロックユニットである。
ロシア語なので読み方が少し難解であるが、(フィドロサミルスターライツ)と読む。
ボーカルのRyuがギター&ボーカルを担当し、Mokotoがギター、Yoshinoriがドラム、Yurikoがベースという編成で、聴きやすいポップロックワールドを繰り広げていく。
ノリの良い「Trance Magic」やエモーショナルなバラード曲「モンスターバンド」で緩急を付け、バンドの魅力を最大限に引き出すと、続くダンサブル曲「Program127」では自然と体が動くオーディエンスが続出した。
メンバーそれぞれの高いポテンシャルに裏打ちされた非常にいい曲が続き、ステージが終了した後も、もっとステージを見ていたい気にさせるバンドである。
現在はレコーディング中との事なので、出来上がった音源を心待ちにしている筆者であった。

トリを務めるのはテクノポップユニット「TRESOR」である。
音楽を構築するギター&プログラミング担当コントラ、作詞&ボーカルを担当する羽の2人から成るこのユニットは、1曲目から成熟されたステージを魅せている。
羽の歌唱能力の高さと曲の完成度の高さ、2つの歯車が非常に上手く機能しており、まさに既にプロ仕様とも言えるアーティストであった。
特に新曲と紹介された、「Cosmic Surf Rider」(略称CSR)は現在のメジャー音楽シーンにフィットした良曲であり、オリコントップ20に出ていても何ら違和感は無いように感じる。
アーティストのスタイルとしても、音楽世界=コントラ、精神世界=羽と上手く分担されているので、ファンから見ても分かりやすいのが強みであろう。

次回の「第8回Music-Summit」は場所を渋谷La-Mamaに移し、9月13日に開催される。
約3か月後、どのようなアーティストが出演して熱いステージを繰り広げるのか、楽しみである!

2009年6月21日。
既に梅雨入りしていた関東地方は、朝から激しい雨にさらされていた。
東京の中心といっても過言ではないここ新宿も例外ではなく、容赦無く振り続く雨に街を行き交う人々の表情も険しく感じる。

第七回Music-Summitのオープニングである午後4時30分までこの荒天が続くかと思われたが、出演者全員と、そしてなによりオーディエンスの願いが叶ったかのように何とか雨脚も弱くなってきていた。

開演時間である17時を10分程過ぎた頃、会場の突然照明が暗転。

闇に包まれた会場のステージを覆うスクリーンプロジェクターに映し出されていた「GttH」の逆十字ロゴが怪しく光を放った。

怪しい靴音が響くホラー風のSEが鳴り止むと、スクリーンが上がり爆音集団「GttH」がその姿を現した。
男性メンバーは黒ずくめ、女性メンバーはメイド服という衣装、そして何よりどう表現していいか分からない(本当にわからない!)メンバー全員に施された奇抜なメイクが会場オーディエンスの度肝を抜く。
さらに、名曲「スリラー」を激音&爆音にアレンジしたオープニング曲。コイツ等は一体全体何なのだ!何をしでかすのだ!

センターに陣取ったNo.9999(怪人MASARU)が「GttH!Go To The Hell!」の掛け声と共に、勢いの良いパフォーマンスが始まる。
ギターのNo.0000零とNo.3333サトルが激情的なギタープレイを魅せると、キーボードのNo.1107狂裸がそれに合わせるかのような素早い動きを繰り出した。
そして、センターの両脇に陣取ったNo.1117緋雪&No.1001雪火の2人のメイドは、シニカルな動きでオーディエンスを煽っている。
楽曲は概ね80年代にヒットした洋曲が中心だが、アレンジが非常に斬新でかつハードである。

約10分の転換の間を置き、「Rockin' Blues」のステージが幕を開けた。
ベースボーカル、ギター、ドラムというシンプルな3ピースで、原色のロックを展開していく。
それにしても不思議だ。
あらゆる虚飾を削ぎ落としてのステージングと演奏は、聴く者の心の底に存在する原始の鼓動を打ち鳴らしていくような気をもしてくるのだ。
前回、前々回とベースボーカルの池田氏はceolacanthというソロユニットでMusic-Summitに出演していたが、今回はバンドという化学反応を起こして更にエモーショナルになっていたように思う。
中盤に挟んだバラード曲もそれが顕著に現れ、感動的な演奏になっている。

長野からMusic-Summitの為にやってきたバンド、「Sweet Medicine」は1曲目から疾走感を持たせた楽曲で攻めてくる。
ハードなギターリフとコケティッシュな雰囲気のボーカル、そして印象的なリズム隊のノリがいきなり「只者ではない」バンドだという事を否応無しに感じさせた。
どの曲も演奏のキメがハッキリとしていて、自然と体が動いてしまう。
バンド全体の演奏能力の高さも相乗効果となり、「和製EVANESSENCE」と呼ぶに相応しい頽廃的で美しいステージが展開されていく。
それは、ヴォーカルのLυηαが描く詞世界の魅力であり、Shisho、木蓮、真殊、KAZのすけ・・・それぞれのバンドメンバーが自らのバンドの楽曲理解度を深めている証拠であろう。

そして、「Mサミの代名詞」とも言える極悪バンド、「Ark Master」のステージが始まった。
ドラムWATARUのハイハットの音と共にスクリーンが上がると、ベースTORUのウォーク系のベース音が入って来る。
ここまでは意外と思われたライブの冒頭部分も、ギターのTAISHI、KATSUYAの重いリフが鳴り響いた瞬間、筆者の脳内は「Ark Master脳」に侵食されていった!
全員が髑髏のバンダナを口に巻き、不気味さも満点である。まさに亡者達が演奏している不気味さをも醸し出しているようだ。
いきなりドラムの激しい2分打ちと共に、演奏も激しさを増し、ヴォーカルの是空の「Ark Master!」の掛け声と共に定番曲「Night Walker」が繰り出され、Ark Masterの世界が幕を開けた。
定番曲「Night Walker」は、いつもならライブのクライマックス近くに演奏される疾走曲である。そんな曲をオープニングに持って来ると言う事は、今回のライブはきっと何かあるな・・・と感じた筆者のカンは的中して、
なんと新曲を4曲演るという荒技を繰り出してきた!
「うまい棒TIME」と言える「DESTINY」は、新曲の「SILENT VOICE」に取って代わっていたが、違和感は全く無く、むしろ筆者的には以前にも増して合っていたように感じた。
ラストはバンドのマスターピースともいえる「Driving Rainに撃たれて」でArk Masternoライブは幕を閉じた。

後編へ続く

THANKS

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第7回ミュージックサミットにご参戦頂いたアーティストの皆様、
そしてご来場頂いたオーディエンスの皆様、
本当にありがとうございました。

家に帰るまでが遠足ならば、
打ち上げが終わるまでがMサミです(嘘)

今回は初出演者ばかりだったのに
みなさん打ち上げまで参加して頂いたので
楽しい時間が過ごせました。

今回のPAさんはフジロックなども手掛けている方のようで
出演者の方から演奏しやすかったという声もあり、
そういったこともすべて含めていいイベントになったと思います。

今回で新宿ミュージックインでのイベントは卒業し、
次回からは渋谷Lamamaでのイベントとなります。

ミュージックサミットのスタッフも褌を締めなおすので、
お前らも気合入れて掛かってこい!

昨日は第7回Music-Summitが盛大に開催されました!
どのバンドさんも独特の世界観があり、圧倒されっぱなしの1日でございました。

閉会後に行った打ち上げも、イベントの熱気そのままに最高潮に盛り上がりました!アーティスト同士の交流も深まっておりましたよ!

次回の第8回Muisc-Summitはその舞台を数々の有名アーティストを排出した老舗ライブハウス、渋谷La-Mamaに移し、9月13日に開催されます!!

既に数々の実力派、個性派アーティストの参加が着々と決定しております!今から当日が楽しみです!!

Music-Summit実行委員長
高津 将

第7回ミュージックサミットもいよいよあと2日に迫りました。

打ち上げ会場は前回同様「完全個室ダイニング田村屋」です。
http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000711559.html

打ち上げは誰でも参加できますので、当日会場で声を掛けてください。

そしてもうひとつお知らせ。

9月13日(日)には渋谷Lamamaで第8回ミュージックサミットを開催します。

現時点で5組のアーティストの出演が決まっていますので、残りは2枠となっております。

たぶん今週末のイベント時に残りの2枠も埋まってしまうものと思われますが、「我こそは......」というアーティストの方は滑り込みで申し込んでください。

追記
「佳樹」を読んでいたらⅩの東京初ライブも渋谷Lamamaだったことが判明。
今回、イベンターとしては準備が早く整っていたので、イベントまで長く感じていましたが、来週にはもうイベントだと思うと、出演者としては準備不足の感が否めないです......。

それでも今回は新曲を4曲も準備しているので、マニアックな方(?)はお楽しみに。

今回は新曲でうまい棒を振っちゃいます。

ミュージックサミット初参戦のアーティストの方々のパフォーマンスも今から楽しみです。

それでは当日、お会いしましょう。